snmpでmibファイルを追加した時の覚え書き
アプライアンス機器等でベンダーが独自に定義しているMIBが必要な際は
プライベートMIBを入れる必要があります。
snmpをrpmで入れた場合、デフォルトのMIBファイルは
/usr/share/snmp/mibs
ディレクトリに保存されています。
そこにプライベートMIBの定義ファイルを入れればいいかと
入れてみましたがだめでした。
そこでsnmpを使用するユーザー毎の設定になりますが、
MIBファイルを保存するディレクトリとコンフィグを作成します。
ひとまずプライベートMIBファイルはHOMEディレクトリにおきます。
続いてMIB設置用のディレクトリを作成
$ mkdir -p $HOME/.snmp/mibs
MIBファイルをコピーします。
$ cp -p “MIBファイル” $HOME/.snmp/mibs
snmpwalkの設定ファイルを作成する
$ vi $HOME/.snmp/snmp.conf
MIBDIRS /usr/share/snmp/mibs:$HOME/.snmp/mibs
MIBS all
MIBDIRSでMIBファイルが保存されているレクトリを指定します。
パスのセパレータはコロン(:)なので間違えないようにして下さい
MIBS allで全てのMIBモジュールを読み込むようになります。
これでsnmpwalkやsnmpgetではプライベートMIB情報が反映されます。
設定前
$ snmptranslate 1.3.6.1.4.1.5951.4.1.2.1.1.5
SNMPv2-SMI::enterprises.5951.4.1.2.1.1.5
設定後
$ snmptranslate 1.3.6.1.4.1.5951.4.1.2.1.1.5
NS-ROOT-MIB::svcState
これで分かりやすくなりました。