linuxHA構成について(pacemaker)

現在、仮想サーバを定期的にバックアップしていますがサーバダウン時に自動で切り替わるようにしたいなぁと思い
HA構成にすることにしました。

簡単にHA構成組めないかなぁと調べているとpacemakerを使うことで実現できるようでした。

検証としてはRHEL5系とRHEL6系系で実施しています。
※5と6でHA組めないかなと試してみましたが仕組みがだいぶ変わっている為にわかりませんでした・・・(;ω;)
 今後の課題としてひとまずRHEL5系とRHEL6系の方法を載せます。
 
yumで実施する方法で考えておりパッケージはからダウンロードしました。

RHEL5(pacemaker-1.0.13-2.1.el5.i386.repo.tar.gz) 32bit版
RHEL6(pacemaker-1.0.13-2.1.el6.i686.repo.tar.gz) 32bit版

HA構成機器のネットワーク構成は下記の通りです。

CentOS5系
●ACT hostname:HAlinux01
eth0 10.0.2.15/24
eth1 192.168.1.11/24
eth2 192.168.2.3/24

●SBY hostname:HAlinux02
eth0 10.0.2.15/24
eth1 192.168.1.21/24
eth2 192.168.2.13/24

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CentOS6系
●ACT hostname:Cent6_01
eth0 10.0.2.15/24
eth1 192.168.1.2/24
eth2 192.168.2.101/24

●SBY hostname:Cent6_02
eth0 10.0.2.15/24
eth1 192.168.1.101/24
eth2 192.168.2.2/24

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eth0のIPが同じなのは無視して下さい。
NATを使って外部とのやり取りをする関係上同一IPにしています。
今回の設定とはまったく関係ないです。
今回は同期するインターフェースをeth1・eth2の2つで実施するようにしています。
1つでも可能ですが信頼性を高める事も含めて2つにしています。
※私の環境ではeth1でデータ授受が発生するのでkeepalive専用にeth2は必須だと考えています

hostsファイルについて
検証環境なのでDNSに登録はしておらずhostsファイルで名前解決させています。
その際複数のIPに1ホストを設定する場合にはhost.confの設定が必要です。
※最初気付かずにちょっとハマりましたw

host.confにて”multi on” を記述することにより、最初に設定されたホスト名だけでなく、
同一ホスト名で複数設定されているすべての IP アドレスを返します。

“multi on” と記述し、さらに “reorder on” と記述することにより、
同一ホスト名で複数の IP アドレスが存在する場合、
同じサブネット内の IP アドレスを先に返す挙動になります。

なお、いずれの設定を行ってもラウンドロビン等は行われません。

ひとまず事前準備としては以上です。

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